ポーズはなぜ変わるのか|お寺ヨガを続けて見えた身体と意識の変化

続けることで見えてきた、お寺ヨガの変化

— 曹洞宗 海雲山 大昌寺・日曜早朝の出張ヨガ —

月に一度、曹洞宗 海雲山 大昌寺で出張ヨガを続けています。
開催は日曜日の早朝、6時50分ごろ

まだ街が完全に目を覚ましていない時間。
境内には人の気配も少なく、空気はひんやりと澄み、
音といえば、鳥の声と、風が木々を揺らすわずかな気配だけ。

この凛とした朝の空気の中で行うヨガは、
自然と「整えよう」としなくても、
身体も心も、静かな方向へと導かれていきます。

昨日で、このお寺ヨガも3回目となりました。

ポーズは「練習した結果」ではなく「意識の変化」として変わっていく

最初の頃、みなさんのヨガはとても真面目でした。
一つひとつのポーズを「正しくやろう」「形を整えよう」とする意識が強く、

・肩に力が入りすぎていたり
・呼吸が浅くなっていたり
・下半身で支える前に、上半身で頑張ってしまったり

そんな場面が多く見られました。

それが3回目となる今回は、
同じアーサナを行っていても、明らかに違う。

・立位では、足裏で床を感じてから動き始めている
・前屈では、無理に深さを求めず、背骨の流れを優先している
・後屈でも、腰で反るのではなく、胸が自然に開いている

ポーズの形そのものが、静かに変わってきているのが分かりました。

早朝の静けさが、身体の使い方を教えてくれる

この変化は、
「たくさん練習したから」というより、
意識の向きが変わった結果だと感じています。

日曜の早朝という時間帯は、
一週間分の情報や役割を、まだ背負っていない状態。

だからこそ、
「どう見えるか」よりも
「今、身体がどう感じているか」に意識が向きやすい。

結果として、
・力で形を作らなくなる
・呼吸が動きの主導権を持ち始める
・ポーズの完成度より、プロセスが大切になる

そうした変化が、自然と身体に現れてきます。

坐禅とヨガが、同じ方向を向き始める

大昌寺では、住職が子どもたちに坐禅を教えていると伺っています。

静かに坐り、姿勢を整え、呼吸を感じる。
何かを足すのではなく、余計なものを手放していく時間。

今回のお寺ヨガでは、
動いているにもかかわらず、
その坐禅に近い集中が、参加者の中に芽生えているのを感じました。

ポーズを「やり切る」のではなく、
ポーズの中で「立ち止まれる」ようになってきた。

これは、ヨガの実践が
形の段階から、理解の段階へ
移り始めているサインでもあります。

続けることで、ヨガは「教わるもの」から「育つもの」へ

同じ場所で、同じ曜日、同じ時間に集まること。
それを3回、積み重ねただけで、
これだけの変化が静かに起きています。

ヨガは、一回で何かを得るものではなく、
続けることで、身体と意識の関係が少しずつほどけていくもの。

今回のお寺ヨガでは、
参加者それぞれが
「できる・できない」よりも
「感じ取れるかどうか」という地点に
足を踏み入れ始めているように感じました。

ポーズが変わると、伝え方も変わっていく

ポーズが変わるということは、
単に柔軟性や筋力が上がることではありません。

・どこで力を使い
・どこで手放し
・どこで呼吸を待つのか

その選択が、身体の中で整理されていくということ。

これは、ヨガを深めていく人
そしていずれ人に伝えていく立場になる人にとって、
とても大切な感覚です。

日曜早朝の静かな境内で、
そうした変化が、少しずつ、確実に育っている。

このお寺ヨガは、
そんな学びの場になり始めています。

また次の朝、この凛とした時間の中で、
どんな変化が現れるのか。
その積み重ねを、これからも丁寧に見ていきたいと思います。

あわせて読みたい|実践から深まるヨガの記録

ヨガは一度の体験ではなく、続けることで少しずつ見えてくるものがあります。
クラスの中で感じたことや、日々の実践の中での小さな気づきを、
ここにそっと残しています。

学びを深めたい方へ

こうした身体と意識の変化は、日々のクラスの中で育まれています。
指導者養成講座では、ポーズの形だけでなく、「在り方」や「伝え方」も大切にしながら、
時間をかけて学びを深めていきます。


RYT200 全米ヨガアライアンス認定 指導者養成講座について

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