貸し切りの冬の海で思い出した、ヨガと自然のつながり
サーフィンは、できる日はほぼ毎日海に入るくらい、もう日課みたいになっている。うまくなりたい気持ちはあるけれど、正直ずっと下手なまま。でも、それでも続けたくなる。できない日があっても「まあ、いいか」と思えるところがあって、きっとそこが続けられる理由なんだと思う。
今日の浜松は冬の風が強く、波のコンディションもかなり悪かった。普通なら誰も海に入らないような日で、案の定、海は貸し切り状態。ひとりで浮かんでいると、自然の大きさに包まれて、自分の輪郭が少し薄くなるような感覚があって、それが心地よかったりする。
沖に向かう時間、風の音や波のうねりがそのまま世界みたいになって、余計な考えごとが自然と静まっていく。波待ちしているだけで呼吸が深まって、“ただそこにいるだけで十分”と思える瞬間が訪れる。うまく乗れなかったとしても、貸し切りの海で揺れながら呼吸しているだけで満たされる。
ヨガ哲学には“スワラヨガ”という教えがあり、自然のリズムと呼吸が重なって本来のペースに戻っていくという考え方がある。今日みたいに誰もいない海で浮かんでいると、その感覚がそのまま体に流れ込んでくる。波に逆らえば進まないのに、ふっと力を抜いて自然に合わせた瞬間に乗れる。アーサナや瞑想で軸が整う瞬間とよく似ている。
ヨガは、ポーズが完璧かどうかよりも、日常のどこで自然とつながれるかに気づくことが大切だと思っている。サーフィンもヨガも、その“気づき方”がよく似ていて、どちらも生活の中で欠かせない存在になった。
もし、こういう自然との一体感や、呼吸が深まる瞬間に少しでも惹かれるなら、ヨガの学びをふと広げてみるのも面白い。必要なタイミングは人それぞれで、その感覚がふと訪れたときに、そっと触れてみるくらいでいい。
今日の貸し切りの海みたいに、誰にも邪魔されずふっと自分に戻る時間。その静けさを、これからも大切にしていきたい。
そして、もし今日の話のような「自然との気づき」「内側が静かになる感覚」に興味が深まったら、ヨガの学びをゆっくり広げる時間も心地いいかもしれません。
必要なタイミングが来たときに、そっと覗いてみてください。
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