「地域と心をつなぐヨガ|早朝のお寺で感じた内観の時間」

出張お寺ヨガで迎える、静けさから始まる学びの朝

地域のつながりづくりの一環として声をかけていただき、歴史あるお寺へ出張お寺ヨガとして伺わせていただきました。開催場所は、地域の皆さまにとって日常の風景としてあり続けているお寺の本堂。普段の生活ではあまり意識しない「静けさ」が主役となる特別な空間で、畳の柔らかな質感やほのかに漂う木の香り、ゆっくりと差し込む朝の光が、言葉を使わなくても自然と気持ちを落ち着かせてくれる時間となりました。

参加してくださったのは、近隣にお住まいの住民の皆さま。初めて顔を合わせる方も多かったのですが、同じ地域に暮らしているからこそ生まれる安心感や距離感があり、柔らかな空気が自然と流れていました。

開催時間は日曜日の早朝。休日にも関わらず、貴重な時間を使って足を運んでいただいたことに、すでに心や身体を整える意識の高さが感じられました。当日は予想を超える18名ご参加。人数以上に、始まる前から全体が静かに集中へ向かっていく雰囲気が印象的でした。


坐禅とヨガの共通点から見えてくる「静と動の中にある同じ目的」

出張お寺ヨガ 坐禅とヨガの共通点

今回のクラスでは、住職のお話に触れる時間をいただき、「坐禅とヨガの共通点」について考えるきっかけにもなりました。坐禅は静的な姿勢で行われ、ヨガは身体を動かすものというイメージがありますが、目指す先はどちらも自分の内側に意識を向けること。外側の評価や比較ではなく、自分の呼吸や感覚に意識を向けることで、余計な思考が静まり、内面へ深く降りていくことに繋がります。

動的な瞑想の実践風景

こうした体験は、まさに「動的な瞑想」と呼ぶのがふさわしい時間でした。動きながら雑念が薄れ、意識が今に戻っていくプロセスは理屈ではなく実感として心に残ります。

「今日は、いつもとは少し年代の違う方たちが参加してくれて、いい機会になりました。」

クラス後、住職からそう言葉をいただき、普段とは違う世代が場に加わったことで、新しいつながりや流れが生まれる可能性を感じました。


身体が硬いことは弱点ではなく、気づきのスタートライン

身体が硬い方のためのヨガ

ヨガに関心があっても、「身体が硬いからできない」「柔らかくないと恥ずかしい」という声をよく耳にします。しかし、実際にはヨガは身体が硬いからこそやる価値があるもの。硬さは劣っている証ではなく、これまで使っていなかった場所に気づくための入り口でもあります。

人間の身体は変化するものであり、その変化を自分自身で確かめられることこそが喜びです。今回の参加者にはヨガ経験が少ない方もいましたが、呼吸へ意識を向けた瞬間に表情が和らぐ場面も多く見られました。


週末の早朝が一日と心の質を変えていく

今回の出張お寺ヨガは、「週末の早朝に自分自身を整える」時間として行われました。朝は思考よりも感覚が先に働きやすい時間帯。整った状態で始まる一日は、言葉の選び方や行動に丁寧さが生まれ、「朝のヨガで一日がより楽しめます」という実感へつながります。

そして、ヨガは誰かと比べるものではなく、「ヨガは自分自身を見る時間」。続けていくうちに、これまではっきり見えなかった自分自身の身体、呼吸、心がはっきり見えるようになる瞬間が訪れます。それは内側に静かに育つ気づきの財産です。

今回の出張お寺ヨガは、地域、人、そして心のつながりを穏やかに感じられる時間でした。


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